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ベトナムの大手航空会社ベトジェット株を買い増してみた

5月末にどんどん下落し、VNインデックスも一時は930を下回る等、年初来安値を更新したベトナム市場。

ベトジェット株も、一時は150,000VNDを下回ったほど。

 

このタイミングでベトジェット株を買い増してみた。

その際に調べたベトジェット関連情報を紹介したい。

 

ベトジェットとは

ベトジェットエア(Vietjet Air:VJC)は2011年に運行を開始した民間格安航空会社(LCC)で、ベトナムでは国営のベトナム航空(Vietnam Airline:HVN)に次ぐ規模である。

昨年2017年3月にホーチミン市場に上場した。

 

女性社長のタオさんは影響力のあるビジネスパーソンとしても大富豪としても世界的に有名だ。

www.viet-jo.com

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またベトジェットは、CAにベトジェットカラーのビキニを着せてパフォーマンスさせることでも有名。

この賛否両論ある過激なマーケティングはベトナム国内でも話題になっている。

度々罰金を科されているが、ベトジェット側は「顧客が楽しんでくれるならアオザイでもビキニでもよい」とやめるつもりはないようだ。

news.aol.jp

 

先日も、AFC U-23選手権で史上初の準優勝を果たした代表チームを乗せた機内で水着ショーを行い炎上していた。

それよりも国営で最大手のベトナム航空ではなく、ベトジェットが代表チームのチャーター機を運航していたことに個人的には驚いた。

www.viet-jo.com

 

業績とマーケットシェア

ベトジェットは運航開始以来、右肩上がりで急激な成長を続けており、国内線のシェアは国営ベトナム航空を追い抜く勢いだ。

ベトナム政府による「民間企業参入で航空市場を活性化させたい」との思惑があったと言われている。

english.vietnamnet.vn

 

その思惑通り、国内線はベトナム航空他も含めた激しい競争状態になっている。

運航当初は圧倒的な低価格を武器に成長してきたベトジェットだが、最近はベトナム航空も徹底抗戦の構えを見せており、価格はほとんど変わらなくなっている。

 

日本で言えば羽田~新千歳線にあたる、最も便数の多いハノイ~ホーチミン線を例に比較してみた。

一週間後の6/9に日帰り出張で早朝にハノイ発で、その日の内にホーチミンから帰ってくると仮定する。

条件を揃えるために、ベトジェットは受託手荷物20kgの有料オプションを追加している。

 

ベトジェット

往復で5,900,000VND(約30,000円)

ベトジェットのハノイ~ホーチミン往復料金

 

 ベトナム航空

往復で4,825,000VND(約24,000円)

ベトナム航空のハノイ~ホーチミン往復料金

 

もちろん予約タイミングやプロモーションで価格は異なってくるが、意外にも上記のケースではベトジェットよりもベトナム航空の方が安かった。

ベトジェットは、同日・同行き先であっても早朝(というよりもはや深夜)発の便は半額以下になっており、需要に応じたより柔軟な価格設定により利益の最大化を狙っていると思われる。

またベトジェットは、

  • オンライン中心のチケット販売
  • 受託手荷物や機内での食事は有料
  • 短時間での折り返し運航による稼働率の向上

といったLCC定番のスタイルで運航しているため、ベトジェットはの方が同価格でも利益を出しやすいのではないだろうか。

 

同僚のベトナム人に話を聞いても、「お金がないからLCCのベトジェットを選ぶ」というわけではなく、予約時にベトジェットとベトナム航空のチケット価格を比較してよい方を選んでいるようだ。

(以前よりはだいぶ改善したらしいが)国営ベトナム航空のスタッフは横柄でサービスがよくないのでベトジェットの方をよく利用しているという同僚もちらほら。

  

国際線の運航も拡大中

ベトジェットは2013年から国際線も運航している。

就航都市は短中距離の東南アジアを中心として、中国、韓国、台湾など。

最近ではJALとのコードシェアや、ハノイ~関空便の就航を続々と発表しており、ベトナム~日本路線もさらなる拡充が見込まれる。

press.jal.co.jp

www.viet-jo.com

 

ベトジェット株の今後

南北に長い国土を持ちながらも、日本の新幹線のように飛行機と競合する交通機関がなく、一億人近くの人口を持ち中間所得層が増大しているベトナムでは、今後も国内線の需要が旺盛なのは間違いない。

勝手なイメージだがベトジェットは、国策会社として独占的な営業をしていたJALに対して、民営航空会社として今やJALを凌ぐほどの力をつけてきたANAの成長とかぶって見える。

いずれにしても、大手航空会社で有望な成長が期待できるベトジェット株であっても、一万円未満から買うことができるのも新興国のベトナム市場ならではの魅力なのは間違いない。

 

ちなみにベトジェットは現金配当も出しているが、ベトナム株の配当は計算が独特なので要注意だ。 

公式サイトのIR Newsによると、直近の一年では以下の現金配当を行っている。

 2017年5月 10%

 2018年2月 10%

 2018年5月 10%

これだけ見るととんでもない高配当株に見えるが、実はベトナム株の配当は10,000VNDに対する比率で発表されていて、日本株の配当利回りとは異なる。

またベトナム株は年に2~4回に分けて配当されるので、余計にわかりづらい。

ベトジェットの例では各配当で1,000VND/株、3回で合計3,000VND/株が現金配当になる。

実際に2018年5月の配当では、10%(=1,000VND)×持ち株数が入金されていた。

 

サイゴン証券のサイトでは、上部メニューのユーティリティ⇒権利行使登録⇒権利情報歴史タブで配当金を確認できる。 

www.tnf24.com